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アジアで活躍するNGO向けイノベーションワークショップをインドネシアで開催

5月30日から6月2日の3日間にわたりインドネシアのジャカルタ市内でNGO向けイノベーションワークショップを開催しました。アジアの人道支援で活躍するNGOによる草の根イノベーションを促進するため、ADRRN東京イノベーションハブがパートナーであるHumanitarian Innovation Fundと初めて共催したワークショップです。

本ワークショップにはアジア太平洋地域に拠点を持つ57グループから応募があり、そのなかから、人道分野におけるイノベーションを起こす潜在可能性が高いと判断された8グループが参加しました。参加NGOは、災害時の物資等の供給をクラウドファンディングの仕組みを利用して効率化させるアプリ(ネパール)や、難民向け人材バンクによる就職支援システム(オーストラリア)など、いずれも革新的な事業に取り組む組織です。

プログラムの内容は1)「プロポーザルキャンバス」の作成、2)プロポーザルの構成、3)プレゼンテーションの3要素で構成され、最終日にはUNOCHA、UNHCR、Global Pulse Lab Jakarta、そして日本のベンチャーキャピタルファームがパネル参加し、審査を行いました。期間中、参加グループは人道分野でのイノベーションに必要な要素と自らの現状のギャップを認識し、他グループや専門家からのアドバイスを受けながら事業コンセプトの詳細化に取り組みました。

全参加グループはHumanitarian Innovation Fundが提供するシードファンドへの応募権利を獲得しており、今後、再度プロポーザルを提出し、最大5組がファンドの支援を受けながら次の仮説実証のプロジェクトに進む予定です。